乳腺専門医、形成外科専門医、マンモグラフィー読影認定医、がん治療認定医
京都駅前 まつたに乳腺・形成外科クリニック

    月・木・土/9:00〜16:00 火・金/9:00〜19:00 
    水/9:00〜12:00
    【休診日】日曜日・祝日

更年期外来

45~55歳の『更年期』には、女性ホルモンの変化によって様々な症状に悩まされます。

こんな症状でお悩みではありませんか?

  • のぼせ、ふらつき、めまい
  • 頻尿
  • 不眠
  • 気分の浮き沈み、いらいら
  • 肩こり
  • 冷え
  • めまい
  • 頭痛
更年期症状にお悩みの方の多くが、様々な上記の不調やお胸の違和感を感じてご来院されます。
患者様の諸症状をお聞きした上で、ご希望に応じお肌の張りや乳房の環境をも丁寧に診察させて頂きます。

  1. Step1

    まずは、血中のエストロゲン濃度などを測定致します(E2, LH, FSHを測定)。
    一般的に1年以上月経がない場合「閉経」と判断します。もしくは「FSH値40mIU/mL 以上かつE2値20pg/mL以下」をもって「閉経」と診断されます。
  2. Step2

    採血結果が出るまでの間の約1週間、ご希望があれば漢方(保険適用)をお試し頂きます。
    更年期障害に適応のある、当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸などを処方致します。
  3. Step3

    乳房内に問題がないかエコーやマンモグラフィー検査をお勧め致します。
    ホルモン補充をすると乳房が張ることがあります。乳房内に乳がんになり得る環境がないか確認致します。
  4. Step4

    採血結果により更年期障害と診断されれば、女性ホルモンを補充、プラセンタ注射、漢方処方(いずれも保険適用)を行います。また保険適用外治療(にんにく、ビタミン注射)などもご検討頂きます。
    子宮のある方には、エストロゲン・黄体ホルモン補充療法、子宮のない方にはエストロゲン単独療法を行います。

女性ホルモン補充療法、
プラセンタ注射、漢方処方

女性ホルモン補充療法

子宮のある方には

エストロゲン・黄体ホルモン併用療法
周期的併用投与法
(主に閉経前後の女性に用います)
エストロゲン製剤:貼付剤、塗布剤、経口剤など
黄体ホルモン製剤:経口剤
子宮からの出血

子宮を摘出した方には

エストロゲン単独療法
間欠的投与法
エストロゲン製剤を25日間投与し、その後5〜7日間休薬する
エストロゲン製剤:貼付剤、塗布剤、経口剤など

ホルモン補充ができない方

  • ・重度の活動性肝疾患
  • ・現在の乳癌とその既往
  • ・現在の子宮内膜癌、低悪性度子宮内膜間質肉腫
  • ・原因不明の不正性器出血 ・妊娠が疑われる場合
  • ・急性血栓性静脈炎または静脈血栓塞栓症とその既往・心筋梗塞および冠動脈に動脈硬化性病変の既往
  • ・脳卒中の既往

慎重投与ないしは条件付きで投与が可能な方

  • ・子宮内膜癌の既往
  • ・卵巣癌の既往
  • ・肥満
  • ・60歳以上または閉経後10年以上の新規投与
  • ・血栓症のリスクを有する場合
  • ・冠攣縮および微小血管狭心症の既往
  • ・慢性肝疾患
  • ・胆嚢炎および胆石症の既往
  • ・重症の高トリグリセリド血症
  • ・コントロール不良な糖尿病
  • ・コントロール不良な高血圧
  • ・子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症の既往
  • ・片頭痛
  • ・てんかん
  • ・急性ポルフィリン血症
  • ・全身性エリテマトーデス

プラセンタ注射

期待できる効果

  • 自律神経失調症
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 不安神経症
  • うつ病
  • パニック障害
  • 更年期障害
  • 冷え性
  • 生理不順
  • 疲労回復
  • 肝機能障害
  • じんましん
  • 湿疹
  • 乾燥肌
  • 肌荒れ
  • 乾燥肌

保険適用条件

45~59歳までの更年期障害の方 週2回(1A/回)
産後乳汁分泌不全の方      週1回(1A/回)
当院では、メルスモンのみの取り扱いとなります。

投与方法 通院頻度 通院期間
皮下注射 週1~2回 3ヵ月

注意事項

ヒト由来の臓器から生成された薬剤で、プラセンタ注射を受けた方の献血は厚生労働省によって禁止されています。

漢方処方

漢方のメリットは、副作用がほとんどありません。当院に通院中の乳がん術後の多くの方にも処方させて頂いております。
更年期症状に合わせて治療方法を一緒に探って行きましょう。

3大処方の使い分け

当帰芍薬散 桂枝茯苓丸 加味逍遙散
症状 冷え性
むくみ
体力は弱め
瘀血(おけつ)に
幅広く適応
更年期症候群
多愁訴
冷えのぼせ
身体
所見
舌に歯型あり
(歯圧痕)
腹部振水音
舌下静脈の
怒張が強い
臍傍の圧痛点
特徴的な初見に
乏しい
投与方法 通院頻度 通院期間
内服 月1~2回 制限なし

その他、更年期障害の治療として、
ビタミン注射・点滴があります。

メニュー 成分 効果 料金
にんにく注射 ビタミンB1 疲労回復 1,980円
(税込)
Wビタミン注射 ビタミンB1+C 疲労回復
美白・抗酸化
作用
2,500円
(税込)
※ビタミンMAX点滴 ビタミンB1,6,12+C 疲労回復
美白・抗酸化
作用
口内炎・肩こり
3,500円
(税込)

※ビタミンMAX点滴は、アロマとアイピロー付でリラックスしながら受けて頂けます。

投与方法 通院頻度 通院期間
注射・点滴 週1~2回 制限なし

高濃度ビタミンC点滴

体の内面からエイジングケア

がん治療の分野でも免疫力アップ効果が期待されています。また美白効果を始め美容目的で高濃度ビタミンC点滴が活用されています。

強力な抗酸化作用により期待できる効果

  • メラニンの合成を抑制してシミ、くすみの予防
  • コラーゲンの生成を促進し、シワ、たるみの改善
  • コレステロールを抑制し、動脈硬化の予防
  • 免疫力を増強し抗がん効果と治療
  • その他(疲労回復、抗アレルギー作用、老化予防など)
高濃度ビタミンC ビタミンC 50g 点滴(約100分) 11,000円

高濃度ビタミンC点滴療法を受ける場合には、事前にG6PD活性採血検査が必要です。
(注:G6PD検査;別途6000円(税込))
採血の結果が出るまで、1週間ほどお時間が掛かるため、当日は点滴をすることができないのでご注意ください。

当院では韓国DAEHAN new Pharm 社製の高品質アスコルビン酸(防腐剤無添加)を使用しています。 米国で許可を受けている製品と同じで、防腐剤を使用しておりません。

G6PD検査について
大容量の高濃度ビタミンC【50g】で急性溶血発作が起こらないかどうか(G6PD酵素活性)を確認するための検査です。
結果に1週間程度かかります。

注意事項

・低血糖症状を引き起こすことがあります。軽い食事をお済ませ下さい。
・まれに、だるさや眠気などを感じる場合があります。

施術を受けられない方

・腎機能の弱い方
・脱水症状の方
・透析中の方
・G6PD欠損症の方
・妊娠中(授乳中)の方